挑戦が生まれる組織文化をつくる「価値創造イネーブラー」とは
イノベーションやDXを実現している企業では、一部の社員、専任組織が役割を担うことにとどまらず、全社戦略として全員のマインドセットと行動の変容を促す“創造的な組織文化”の創造に取り組んでいます。
社員の充実感が高まるだけでなく、組織の環境変化への適応や価値創造につながっていく、そんな人と組織を増やすために、ウィルソン・ラーニングワールドワイド株式会社と越境リーダーシッププロジェクトの共同研究として、2020年10月より、15社の実践者と共に、「価値創造のイネーブルメント行動と創造的組織文化」に関する共創型実践研究プロジェクトに取り組んできました。
価値創造の「挑戦」と「実現」を支援する人「イネーブラー」
挑戦が生まれ続け、価値創造の実現可能性が高まり、組織文化の変容が起こるためには、経営層・管理職層・価値創造に関わる企画部門がどのような役割を果たすかが大きな影響を及ぼすということがわかってきました。「価値創造のイネーブルメント行動」とは、組織の中で、新しい価値を創造する「挑戦」と「実現」を支援する行動を言います。そして、そのような行動を実践する人、そのような存在である人を「価値創造のイネーブラー」と呼びます。
研究成果第一弾「価値創造イネーブルメント パターン・ランゲージ」
実践研究では、実践者の知見から、社員の主体性と個人の想いから価値創造が生まれる要因、実現可能性を高める要因、そして価値創造が起き続けるための組織文化・環境の要因を明らかにし、体系化を進めてきました。
この実践研究の成果の第一弾として、イネーブルメント行動(価値創造の実現を促進に関わる行動)のパターン・ランゲージのプロトタイプ版が完成しました。
実践研究カンファレンスの開催
ここまでの研究成果のご報告とともに、誰もが自分の想いを行動に移し、自然に挑戦することができる組織の文化づくりと、その実現を目指す実践者の在り方・行動について、実践者のゲストと参加者のみなさんとで探求するカンファレンスを開催いたします。
【開催概要】
◆ 日時
2021年7月20日(火)14:00~17:00 13:45オープン ※途中休憩あり
◆ 参加費
無料
◆ 定員
80名程度
◆ 対象
価値創造の挑戦する人づくり、組織づくりに関心のある経営層、管理職、事業開発、組織・人材開発、実践者の方々
◆ 開催方法
Zoom(ズーム)によるオンライン開催
※Zoomを利用出来るネットワーク環境からご参加ください。
※お申し込みいただいたメールアドレスに開催情報をお知らせいたします 。
<お申し込みはこちら>
https://wlw20210720.peatix.com
◆ 参加特典
本カンファレンスに参加された方には、価値創造イネーブルメント行動(価値創造の実現を促進に関わる行動)のパターン・ランゲージのプロトタイプ版を無料ダウンロードでご提供します。
◆ 内容
- 創造的な組織文化を創る価値創造イネーブルメントの実践研究について
三浦英雄(ウィルソン・ラーニング ワールドワイド㈱/越境リーダーシッププロジェクト) - 創造社会の実現にむけて実践の叡智を創造し共有するパターン・ランゲージ
「ナチュラルにクリエイティブに生きる創造社会の実現」
井庭 崇さん(慶応義塾大学 教授) - 価値創造の実現と組織文化創造の企業の実践事例&パネルディスカッション
「ビジョンドリブンの価値創造と組織文化醸成」畑 紀行さん(ヤマハ株式会社)
「遊ぶように働き、働くように遊ぶ、誰も挑戦できる文化をつくる」村上 悠さん(東日本旅客鉄道株式会社) - 価値創造イネーブルメントパターンを活用した対話
※テーマは一部変更になる可能性がございます。
<実践研究プロジェクトに参画している実践者のストーリーはアーカイブにてご覧になれます>
https://crossborderleadership.org/magazine/uotsukirin_programs/
【登壇者のご紹介】
◆ 主催
ウィルソン・ラーニング ワールドワイド株式会社
「越境リーダーシップ」プロジェクト
「越境リーダーシップ」プロジェクトとは
既存枠組み(事業領域、組織、国)を越境し、「グローバル」「ソーシャル」の視座から自らの想いを起点に、新たな事業価値と 社会的価値を創り出す、「企業内個人」の価値創造のリーダーシップと創造的組織文化に関する共創型実践研究プロジェクトです。
企業内実践者約80名、アカデミア研究者、クリエイターと組織の境界を越えた実践研究を行っています。
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